ゆっくり、しっかり噛むことには理由がある

私たちは幼いころから、食事はゆっくりと楽しみながら
しっかり噛みましょうと教わります。

しかし大人になれば忙しさから、
ついつい早食いをする事も増えてしまったりします。

ではゆっくりとしっかり噛むことはどうして大切なのでしょうか。
改めて考えてみると、定期メンテは重要で、こんなに理由があったりします。

消化と吸収に良い

唾液からアミラーゼという消化酵素が分泌されて、
胃腸への負担が軽減されるので、栄養の吸収も良くします。

ストレスの解消に良い

「食べている」という感覚は精神の安定=リラックス
をもたらします。固いものを思いっきり噛み砕けることは、
何よりもストレス解消に直結するのです。

あごをしっかりと鍛えるため

近年、若い世代と呼ばれる人の中には「ポカーン」と口を
開けた状態になっていることに気付かない人も多いといわれています。
これはあごの筋肉が発達しておらず歯並びが悪くなっていることにも
影響していると考えられています。
またあごの発達は運動能力の高さにも比例してくるという驚きの研究結果も
出ているほどです。

虫歯や歯周病にならないため

よく噛む=唾液がたくさん分泌されます。
これによって口腔内の殺菌作用が高まって、さまざまな
歯周病を予防してくれます。

脳を刺激して老化を阻止

きちんと噛んで食べることで記憶力を向上します。
これは認知症を防ぐ第一歩となります。

免疫の低下を防ぐ

少しだけ怖い表現ですが、私たちが普段口にする食物の中で
実は発がん性のあるものもあるのをご存じですか?
例えば“焦げのあるもの”などがそうです。
唾液の中に含まれている“ペルオキシターゼ”という成分は
がんを予防したり活性酸素を抑える効果がありますので、
近年注目される“サビない体”を作るためにも大事です。

美容・ダイエットに良い

しっかり噛むことで満腹中枢が刺激されます。
少し食べてもよく噛めば「おなかいっぱい」という感覚になり
食べ過ぎることがありません。
また口や頬の筋肉を動かすことで小顔効果も期待できます。

今日から噛むことを少しだけ意識するだけでOK

太古の人々は、噛むことを特に大事にしたといわれています。
その咀嚼(そしゃく)回数はおよそ1回の食事で3,900~4,000回。
時間は1時間ほどかけてゆっくりと摂っていたこともわかっています。

それに比べ、現代人は早食いです。
たった10~15分の時間の中で、噛む回数は600回程。

丈夫な歯とあごを持っていた太古の人々とは違い、
現代の暮らしの中ではこのように食事にかける時間も短く、
噛んだり味わうこともおろそかにしがちです。
ゆたかに生きるためにも、しっかり噛むということは
必要不可欠であるといえます。

噛むためには上部な歯がなくてはいけません。
現在の厚生労働省と日本歯科医師会が平成元年に掲げた
「8020(はちまるにいまる)運動」をご存知ですか?
“80歳”になっても、自分の歯を“20本”残そう、という運動です。
これは人が親知らずを含めずに数えた28本の歯のうち、
20本が残っていれば食べ物をしっかりと噛み砕いて
食事を美味しく楽しめると考えられているからです。

噛む、ということは生きる事に欠かせない
人生をより長く健康に生きるためのひとつの条件なのです。

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